中村家住宅 御所市

中村(なかむら)家住宅

所在地 奈良県御所市長柄

指定物件 主屋

建設年代 寛永9年(1632年)、差鴨居墨書

特徴等 年代の判明する現存最古の次の民家

所有形態 私有

特徴

中村家のある長柄は葛城山の麓にあり和歌山へ至る街道と水越峠を越えて大阪に至る街道の分岐点の集落である。中村家は長柄で代々郡山藩の代官を務めた家柄である。主屋は南北に通じる街道の西側に東面し入母屋造り段違・本瓦葺で、建物は南側に土間を取り、土間南側前面にある伴部屋は道路に面しているがこれより前面北側は建物を1間後退させて釘抜門と塀が造られている。床上部は2列3室の六間取りであるが背面の2室は狭い。年代の分かる民家として五条市の栗山家住宅に次いで古い。