門脇家住宅 大山町

門脇(かどわき)家住宅

所在地 鳥取県西伯郡大山町所子

指定物件 主屋、水車小屋、米蔵、新蔵、土地

建設年代 主屋=明和6年(1769年)、文書

特徴等 大庄屋の巨大な主屋と屋敷構え

所有形態 私有

概要

大山の北麓に所在する門脇家は、平家の流れを汲み、17世紀後半に現在地に居住し豪農のみちを歩むが、宝暦7年(1757年)三代目が大庄屋に任ぜられ以後代々近隣の大庄屋を勤めた。

現屋敷構えは東側道路に接して主屋正面に薬医門があり、周囲を土塀で巡らし右手に水車小屋の長屋根を見せている。屋敷中央の主屋は東面し、寄棟造・茅葺で、この家の造りが豪農の居宅であると同時に大庄屋の役宅としての性格を持っているのは前述の意味からであり、特徴でもある。内部は北側に土間と炊事場があり土間の左側に幕末から明治初期にかけて拡張された11室を数える部屋があるが、原型は東西に三室三列に並ぶ間取りであった。