理事長挨拶

日本の文化財建造物は、そのほとんどが『木造建築』で地震、台風、洪水など自然災害や火災の多い中で築後何百年と云う長い歴史を生き残って来たものです。更に戦争や社会構造などの変化で消えてしまった建造物も数多くあったことでしょう。

 

昭和52年(1977)に当『全国重文民家の集い』が誕生して早や半世紀近く経とうとしています。 その間、国指定の重要文化財民家(略称: 重文民家)の所有者が手探りで学んで来た経験を互いに情報交換し、更に地域社会との更なる交流、行政や学識経験者との協力を深めて来ました。 構造物としての家屋の保存だけでなく、地域社会の文化やその家に伝わる伝統・住文化の継承に貢献したいと考えております。

 

又、近年では英国のH.H.A.(Historic Houses Association ―歴史住宅協会―)との

交流を深め、英国を初め欧州の文化財情報や所有者の高齢化に伴う次世代への継承問題についての情報交換を行っています。

 

今後も皆様方の励ましの下で頑張って参ります。

 

 

令和3年9月

特定非営利活動法人 全国重文民家の集い

理事長 三田 昌孝