角屋(すみや)
所在地 京都府京都市下京区西新屋敷揚屋町
指定物件 主屋、曲木亭(茶室)、清隠斉(茶室)及び待合
建設年代 主屋=江戸後期 江戸中~後期(1751年)
特徴等 揚屋建築
所有形態 (財)角屋保存会
概要
角屋は傾城町(けいせいまち)が島原に移る以前から揚屋(あげや)を営んでいたと伝え、島原開基以来この地で揚屋を営んできた。揚屋とは置屋から太夫・天神等を呼んで宴会を催す場所で今でいう料亭である。当時の名流貴顕の人々が社交遊宴をしたサロンで、角屋の建築はこれに対応した贅を凝らした数多くの座敷がある。主屋は東正面の道路に面した二階建て南北棟の表家と背後の台所棟からなる。屋根は切妻造り・桟瓦葺であるが当初はこけら葺であった。