旧目黒(めぐろ)家住宅
所在地 新潟県魚沼市須原892
指定物件
主屋、中蔵、新蔵、新座敷(橡亭=とちてい)、宅地及び原野、附石動社(いするぎしゃ)
建設年代 主屋=寛政9年(1797年)棟札、他略。
特徴等 中越山間部の豪農住宅、主屋正面に入母屋造・背面に寄棟造の中門がつく
所有形態 魚沼市
概要
目黒家住宅のある魚沼地方の山間部は、新潟県でも有数の豪雪地帯である。
目黒家は近世初期以来屋敷は、背後に山を背負い表の旧会津街道に沿って、野面石で塀を築き、冠木門を設ける屋敷構えで代々庄屋を務めた旧家と伝える。
主屋は南面し寄棟造茅葺で、桁行十六間、梁間六間。正面表中門は入母屋造で、懸魚のつく千鳥破風の屋根が威厳を添えている。この住宅は、棟札や普請帳が揃っており、割元庄屋(大庄屋職)の役宅を兼ねた豪農住宅である。豪雪地帯の農家の特徴を備え、近世村役人層の典型的な居宅として貴重な遺構である。
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