星野(ほしの)家住宅
所在地 山梨県大月市大月町花咲
指定物件 主屋、籾蔵及び味噌蔵、文庫蔵、宅地
建設年代 嘉永3~5年(1850~52年)、文書、家相図
特徴等 甲州街道花咲宿の本陣・問屋
所有形態 私有
概要
星野家は江戸時代には、甲州街道下花咲宿の本陣・問屋を兼、名主も務めた。商いも穀物商・金融業・酒造・養蚕など手広く営んでいた。
主屋は天保7年(1836)焼失後の再建と伝える。主屋は街道に面して南面し、切妻造り2階建・銅版葺(もと板葺)、東側面と背面は下屋を設け室内に取り込んでいる。内部は右東側に通り土間、西側の間口7間半が居住部となっている。上手はゲンカン・ナカノマ・オクザシキと直線に進みジョウダンノマは鍵座敷となっている。2階は、正面に手擦り付の縁を持ち、内部は小屋裏を利用した2層構成で養蚕に使用されたもの。
