旧高野(たかの)家住宅
所在地 山梨県甲州市塩山上於曾
指定物件 主屋
建設年代 19世紀前期
特徴等 切り妻造り突き上げ屋根の主屋をもつ甘草屋敷
所有形態 甲州市
概要
高野家住宅は、南面し切妻造り突き上げ屋根・銅版葺(もと茅葺)である。「甘草屋敷」と呼ばれているのは、薬草の甘草を栽培していた為で、享保5年(1720)から明治初年まで甘草栽培関係の文書を所蔵している。
主屋は間口13間半・奥行き6間の建物で、前面中央部に2階を設けて、養蚕に用いていた。屋根裏は3層にして甘草を乾燥させていた。平面は東側の土間と西側床上六間取りであるが、当初は土間側のイドコ・イマ・ダイドコロが1室の広間型五間取り形式のような間取りとの事。