検索
文化財活用と伝・豊臣秀長の鎧|大分県日田市 草野家住宅【コラム】
我が家である大分県日田市の草野家住宅では指定以前にお雛祭りの公開で一時期地域に大きな賑わいを作ることができ、文化財指定より活用が先、という通常とは逆の段取りを踏んできた。しかし、公開20年を過ぎた頃からさすがに入場者の減少が目立つようになり、現在では公開すれば人件費で赤字になるような始末である。 そんな苦しい台所事情を知ってか知らずか今年の大河ドラマは「豊臣兄弟!」で、これまで影の存在だった弟の豊臣秀長にスポットを当てるとのことだ。そこで今注目されつつあるのが我が家に伝わる「伝・豊臣秀長の鎧」である。昨年からNHKも関心を示しディレクターが実地調査のため来訪された。また、昨夏以降いくつもの出版社から鎧の画像提供依頼が舞い込み、令和8年1月現在10冊に及ぶ画像掲載のいわゆる秀長本が書店の店頭に置かれている。 この鎧についてはいつから我が家にあるものかは不明であるが、明治期の曾祖父が身につけた写真が残っているので近年になって手に入れたようなものではなさそうである。我が家のご先祖様は小早川隆景の讒言により秀吉に謀殺された、と久留米市史に記載があるの
大分県日田市 草野家住宅 草野義輔「活用が先に、指定は後から」
重要文化財草野家住宅よりも「草野本家のお雛祭り」の方が知名度は高いかもしれない。近年重要文化財の建築物は指定に伴いその活用が求められると聞く。我が家は活用の方が先にあり指定が後からという順番をたどったのでその経緯を少し書いてみた。...
