茅の屋根は一般的に言えば約20年に1度葺き替えが必要と言われ、修理費も高額となり維持管理上大きな負担となり、その対策を関係各所で検討すべき課題である。
また修理方法にしても
20年経過後の全面補修(茅屋根の内部建造物の補修も同時にできるが経費はかかる)
一般に屋根その他の状況を調べる必要があるが、場合によっては葺き替え約15年後しっかり挿し茅をすることにより全面修理することなくその後約15年後にまた挿し茅するか全面葺き替えするかを決める方法である。(挿し茅は経費を半減できる。一部の民家ではこの方式で維持管理している)
通常20年での葺き替えと言われていた茅の修理も技術面・経費節減の観点からこの問題について更なる検討が加えられるべきだと思います。
また最近補修後早い時期に屋根の傷みが報告されており、前述の問題含め研究される必要があろう。
いずれにしても難度の高い問題であり、専門家の助けを借り問題解決に向かって進めて行くべきだと思います。