top of page

1-3 重文民家 部分工事

通常ほとんどの場合自己負担で進めることが多いのですが、場合によっては多額の経費がかかる場合があります。(屋根・壁・柱・床など)


この場合はまず自治体(簡単ではありませんがある程度の負担するケースが多々ある)また目に見える屋根・壁などは美装工事を国に申請すれば半額負担してくれる。


いずれにしても自治体などに相談することが大事です。



参考文献


重要文化財住宅所有者の生活と保存活用に向けての問題 点 -奈良市藤岡家住宅を中心とする事例研究 鈴木あるの(京都大学 重文民家の集い学術会員)



関連記事

すべて表示

1-1 重文民家の全面修理工事

この工事を行うことが必要な時は、次の問題が起こっていることが多い。 全体が老朽化して雨漏り発生、戸(ふすま・障子・木戸)の動きが悪い(柱が虫害などで脆弱化し家が傾いている)。柱・梁の明らかな損傷 災害による損傷または大きな損壊 壁が落ちてくる 前述のような問題が発見されれば 市町村の教育委員会に届け出る その後専門家に依頼し実態調査を行う。 これら調査結果により工事の概略・予算を算出し修復計画の期

1-2 重文民家 茅屋根の修理

茅の屋根は一般的に言えば約20年に1度葺き替えが必要と言われ、修理費も高額となり維持管理上大きな負担となり、その対策を関係各所で検討すべき課題である。 また修理方法にしても 20年経過後の全面補修(茅屋根の内部建造物の補修も同時にできるが経費はかかる) 一般に屋根その他の状況を調べる必要があるが、場合によっては葺き替え約15年後しっかり挿し茅をすることにより全面修理することなくその後約15年後にま

bottom of page