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重文奥家住宅の茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事 令和7年11月度月報

  • 2025年12月22日
  • 読了時間: 3分

1、 はじめに


先月木小屋の工事は終了したと報告いたしましたが、この小屋は当初 ‘灰小屋’ というこの地方独自の肥料製造する小屋として建てられたこと明らかになり小屋の内側の柱の部分が露出していれば肥料作成時に燃えるため今回その柱の部分を土壁で覆う加工を施すことになり追加工事を行うこととなった。


工事は12月初めに実施予定である。(小屋の中で木の葉 刈り取った雑草等蒸し焼きにして肥料製造)


なお先月報告したように木小屋への竹(孟宗竹)の根の侵入防止のための防根シートを敷きこんだ。(写真―1参照)


今回の工事でも一番むつかしいと思われた漬物小屋の補強修復工事も工事関係者の努力で明るい見通しがたった。(写真―4,5参照)


その他今月は木小屋 漬物小屋の周りの排水工事を開始したところである。



2、 木小屋関連の工事


1 岳対策 防根シート敷き込み
1 岳対策 防根シート敷き込み

2 シート敷き込み後土被せ
2 シート敷き込み後土被せ

3 木小屋内部敷地
3 木小屋内部敷地

*    写真1,2は防根シートを敷き込み竹の根侵入防止をする。

*    写真3は木小屋の内部の敷地写真であるが内側に見える柱は土壁材で塗りこむ予定



3、 漬物小屋の修復補強工事


4 壁下地および火打ち施工状況
4 壁下地および火打ち施工状況
5 壁下地及び火打ち施工状況
5 壁下地及び火打ち施工状況

*   この小屋は当初大正の初めの建設と思われていたがそれより古い建設ではないかと推定され、また使用されている木材も廃材が多く、建物も傾いていた。

柱をはじめ劣化した梁など見られ修復方法を探る状態であったが先月報告いたしました柱の ‘根継’ ‘柱への添え木’ ‘柱と梁の間の枠組み’ ‘筋交い施工’ ‘火打ち施工’などあらゆる補強工法を活用し今後100年の耐久性を保持できるのではないかと思った。

令和7年10月度の月報に掲載した漬物小屋の写真と比較していただければよく分かりますのでご覧ください。


※     火打ち施工 土台や梁の変形を防ぐため直角に交わる角の部分(隅の角部)T字に接合する部分に斜めに取り付ける補強材



4、木小屋 漬物小屋近辺の外溝工事


6 木小屋前のU字溝
6 木小屋前のU字溝
7 木小屋から漬物小屋へ続くU字溝
7 木小屋から漬物小屋へ続くU字溝

木小屋と漬物小屋の屋根にはどちらにも樋が設置されていたが落ち葉で詰まること多く樋の清掃もむつかしいため今回の工事で樋なしとすることにし排水にU字溝で排水処理することとした。



5,今後の進め方

はじめに述べたように木小屋は建物の内側の柱へ土壁を塗り建設当初の’灰小屋‘の形にする。

U字溝の延長工事をすすめる。


また木小屋は土台 軸部の小屋組 垂木 野地板などの工事を予定している。

12月に勝手口の工事を行う予定である。漬物小屋はモルタルの下塗り実施予定

所有者の仕事として工事のため蔵から出して現在土間に置いている本 アルバムなどを蔵に戻し置き場所を決め整理する、(3月に土間の´たたき’修理を行う予定のため置物を除く必要がある。

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