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【最終回】重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬け物小屋の修復工事

  • 3 日前
  • 読了時間: 1分

令和5年から始まった重文奥家住宅の茅屋根 土蔵 木小屋 勝手口に連なる漬け物小屋・物置の修復工事は令和8年5月に完了しました。


今回の工事は母屋ではなく敷地内にある傷みのひどい建物の修復でしたが


関係者各位のおかげで無事見事に修復できました。


また災害時の井戸の活用について手押しポンプの設置を予定して工事を検討していましたが、今回の工事会社 ’砂原組‘ の御好意で手押しポンプとその設置をご寄贈いただきました。


水質検査も災害時の生活用水としての活用可能で三次市の検査にも合格しました。


重文民家 奥家住宅 井戸と手押しポンプ 
井戸と手押しポンプ 
重文民家 奥家住宅 勝手口入り口(ポンプの活用方法説明書)
勝手口入り口(ポンプの活用方法説明書)
重文民家 奥家住宅 井戸と勝手口付近重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬け物小屋の修復工事
井戸と勝手口付近重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬け物小屋の修復工事


過去の記事一覧


重文民家「奥家住宅」茅屋根・蔵・木小屋・外回りの漬物小屋の修復工事状況報告 第1報|全国重文民家の集い
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重文民家「奥家住宅」茅屋根・蔵・木小屋・外回りの漬物小屋の修復工事状況報告 第1報|全国重文民家の集い
はじめに7月の工事8月の主な工事予定今月の留意点1. はじめに当家はいまから15年前に母屋の半解体修理を実施しましたが、その後 蔵および敷地が指定になりました。最初は茅屋根の修繕を計画していましたが蔵の内部及び屋根の傷みがひどくまた敷地内にある木小屋外周りの漬物小屋(母屋の勝手口)の傷みもひどいため(昨年一部の屋根が落ち修復工事実施)将来を考え併せてこれらの修復工事を行うことを決断いたしました。この度の修復工事の進行状況を毎月ご報告するとともにこの工事に関する留意点などを簡単にご報告したいと思います。この工事に先立ち昨年11月より文健協により設計を開始し 当家は三次市教育委員会と修理委員会を開催し準備を進めてきました。本年に入り6月10日入札最終決定を行い工事は広島県のゼネコンである砂原組に決定しこの7月から工事を開始しています。(砂原組は前回の母屋の工事業者でもあり私たちにとっては安心してお任せできる業者です)2. 7月の工事2-1 木小屋の整理 – 木小屋のものの撤去(今回の工事費には含まれない 自己負担)本来この小屋には茅が保管されていた。戦前そのあと数年はこの地域に20件以上の

重文奥家住宅の茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修理工事状況報告 ‘第2報
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重文奥家住宅の茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修理工事状況報告 ‘第2報
1 今月の作業先月から修復作業が始まり監理事務所、導入路、勝手口(裏の入口)の解体、木小屋の一階部分の保管物の取り出しをおこなった。今月の作業は先月の報告通り高木 竹林の伐採(主に木小屋、蔵の周り)資材搬入路の整備、小屋組みの解体(造作解体)である。                                                      2 小屋組みの造作解体と機材などの搬入路整備裏口の造作解体裏口造作解体後 機材の搬入路整備と仮囲い正面は母屋の勝手口 3 木小屋の周りの竹林 高木の伐採と廃材処理    竹林伐採前(右端に木小屋の端が見える)   木小屋北側の竹林伐採後(木小屋北側)木小屋南側の木も伐採木小屋北側                  2階に木材、茅(70年前のもの)その他がある。これらのものは外部の足場ができて取り出す予定(安全対策) 4 その他8月の主な作業は前述のとおりですがこのほかの作業として工事の安全確保、作業性の向上のため小屋、蔵周辺の木の伐採を行っている。また所有者の仕事として蔵の整理を行っている最中である。この準備作業は簡単にはゆかず、業者

重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事 9月月報 第3報
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重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事 9月月報 第3報
1. 9月度のおもな 修復工事茅屋根の工事(挿し茅)は来年の予定ですが、その他の工事(蔵 木小屋 漬け物小屋)は9月末までが外部足場組立 屋根足場組立などの準備作業となり本格的な修復作業は10月からとなる。 2. 木小屋の準備作業(外部足場組立 屋根足場組立 波板張り 土壁養生固め)1. 壁土置き場(未完成 コンクリートの底部分)現在底部分のコンクリートができたところ次いで土壁養生固めの枠を完成させることになる。土壁の作成に2か月以上かかると予測する。土が発行しにおいが出てくると仕用可と言われている蔵の足場組立 は9月末現在工事中ですがこの数日で完成予定。4. 木小屋2階の残材搬出 蔵の中の整理木小屋の2階に70ー80年以上前の乾燥茅の束が100束以上搬出。その他建築用木材、段ボール炭などを搬出した。 茅の一部は劣化したものもあったがほとんどはすぐ使えそうに見えることに驚いている。蔵の中の整理も大変であったが工事担当者の助力により工事可能な状況までこぎつけたところです。ただ蔵の中に古い物入(大型タンスー明治、江戸時代?)についてはそのままの搬出がむつかしいため内部で分解(破壊)させた後

重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回り漬物小屋 勝手口の修復工事 10月月報|全国重文民家の集い
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重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回り漬物小屋 勝手口の修復工事 10月月報|全国重文民家の集い
1. 10月度の修復工事木小屋は解体工事開始(瓦取り外し 野地板解体 小屋裏 2階床 軸組解体)土蔵は仮設工事完了後 解体開始(瓦取り外し 屋根野地板解体 屋根土 一部壁土解体土蔵内部の解体)壁土の養生(壁土用の土を置き場に入れて2―3か月保管しておく)2.木小屋の解体作業今回の木小屋の解体で ‘差梁’ にこの小屋の建築年代文化2年(1805年)建築主の名前佐々木武十郎 大工 喜八の墨書があったことは特別の発見だと思います。第一報(7月)に記載いたしましたが、当会の学術会員である ‘中尾 七重先生 が’炭素同位体年代測定法(C-14)でこの小屋の建設が母屋が建てられてあまり時間がたってないとの判定を見事証明されたことになります。この古きみすぼらしい小屋から建築年代を証明される記録が見つかること自体が大変珍しいと思われる。今後どのように活用していくかは今後の課題であると思っています。また木小屋を解体した木材は傷みがひどく再使用が難しいものも多く(1度雨漏りのため屋根の補修を行ったことがある。)取り換え必要で補修費用が増加するため対策検討中である。この小屋の土間は一部堀削された跡が見つかり

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重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋 勝手口の修復工事 11、12月報
11、12月の工事の進捗状況11月はじめで木小屋と土蔵(蔵)の解体工事完了し、11月には文化庁より西山主任調査官にお越しいただきその指導をもとに、今から始まる修理の方針を決める会合を11月15日(金)に行った。 参加社【文化庁】西山主任調査官【広島県】伊藤主査 【三次市】古矢課長 山岡係長【文健協】片桐 大阪監理事務所長 岡 参事 堤 【所有者】 奥 博光、まり子※奥家住宅保存修理事業において ここまでの修理や経理方針、元受け業者などにつて説明、また、全体工程表を提示し、工事の進捗を説明(文健協 岡参事)※土蔵・木小屋の調査結果の説明資料を提示し、土蔵平面の変遷や類例、さらに木小屋の建立後の改修について説明(文健協 堤技術員)【土蔵】・置き屋根の野地板部分張替えの時期,棟木や母屋の受け材の丸石は最初から塗籠屋根にめり込んでいたか、 丸竹組の下地といった塗籠屋根の使用見ると外壁がそのまま屋根にめり込んでいたとも考えられる 1階の北面の出入り口の痕跡(土蔵改造前は外側に出入り口があった、など報告と議論が交わされた。【木小屋】・当初から木小屋という名称か(明治の家相図では(薪屋)と記載・当初

重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事状況報告 1月月報
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重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事状況報告 1月月報
1、 はじめに 先月の月報で報告通り文化庁の西山技官の指導で木小屋・蔵の修復工事の基本方向が決定したので、1月から修復工事に入る予定であったが、木材の到着遅れで若干スタートが遅れた。3週目に木材が到着したため現在木材を検査中である。終了次第修復工事にかかる予定である。2、 茅屋根の屋根の頂上に取り付ける‘ちょんまげ’(安芸の屋根の飾り)の竹の準備左の写真は孟宗竹を根から掘り起こし、そのあと根を整形し屋根の上を通し屋根の飾りとするこの地方の茅屋根の飾りである。 この飾りは播磨地方にも存在するらしい。3月から屋根の工事(挿し茅)に入るため、竹の根のしっかりしている冬に採取するとよいといわれている。そのため竹の採取を早めに行った。屋根の工事が完了後おひろめいたしますのでおたのしみに!3、土蔵の置き屋根について今月は資材到着遅れで工事が滞っているため土蔵の屋根(置き屋根)についてお話しします。置き屋根は土蔵の屋根に多く使われていました。奥家の土蔵の屋根がまさしくこの構造で、土蔵の木の天井の上に壁土を塗りその壁土が土蔵の中への空気の流入を遮断する。さらにその土に石(土台となるようなしっかりした石

重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋 勝手口の修復工事 令和7年2月月報
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重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋 勝手口の修復工事 令和7年2月月報
1、2月の工事進捗状況1月の月報での報告どおり当初に計画していた材料(主に木材)が不足するため新規に発注していたが、その木材が1月に入荷したため、品質 数量の検査を行った。特に土蔵 木小屋 外回りの勝手口を解体し木材を検査するとこれらの建造物には別の建物(母屋 他)からの使用済みの材料が使用されており、一部には修復工事に使用不可の木材があるため新規の材料を使用せざるを得ないものが発見された。 (当初の予測数量(使用可能木材)を上回る結果となった)これらの木材は当初計画の材料より数量増えるため数量検査を実施して、それに伴い今回の工事費を引き上げることとなる。 (工事費の増額)2、木小屋の工事 木小屋の工事はまず 基礎石の据直し 叩き補修 土壌処理 ブロック基礎直し から始めその間補足木材加工 古材繕いをおこなう。さらにこの小屋は仮組み立てを行い全体のバランスをよく確認の上本格的に補修工事に入る予定です。 木小屋から発見された工事年代 施工者 建築者(大工)の墨書が発見された差梁がかなり痛んでいたため今回この差梁を補強して使用すること決定した。3、土蔵工事 工事のはじめは1階の構造補強 補

重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬け物小屋 勝手口の修復工事 令和7年3月月報
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重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬け物小屋 勝手口の修復工事 令和7年3月月報
1,3月の工事進捗状況外回りの漬け物小屋の解体工事(主に屋根瓦)、外部足場組立、 木小屋の差梁上束 根太組立 小屋組組立 柱据え付け 鴨居組立、 母屋の茅材確認 茅屋根内部養生 外部足場組立 内部足場組立 土蔵の1階の構造補強 など1ー2月 停滞していた修復工事が順調に進行しつつある。2、勝手口、漬物小屋木小屋 土蔵の解体を優先させていたが今月から解体を始めることとなった。この部分は材料のほとんど別の建造物の廃材が使われており、さらに木材の劣化が見られ解体も慎重に進めないと解体時の倒壊の恐れもあるため時間をかけ進める計画である。3 木小屋の修復工事今回の工事では最初に述べたように建築後200年以上を経過した可能性があるため文化財に準じる修復工事をお願いしていましたが、事実そのことを証明できる差梁部分の墨書が発見され修復工事でも、構造的にも単純な小屋であるため実際修復後、将来持続できる安定性を確かめるため一度仮組み立てを行ったうえで建設を行うこととした。木小屋の木材も別の建物からの転用が多く(ただ柱に使用している木材は皮つきの木―この木材の炭素年代測定で1700年代の終わりが測定された)

重文奥家住宅の茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事 4月度月報
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重文奥家住宅の茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事 4月度月報
1,4月の主な工事の進捗状況土蔵の2階の桁 垂木 野地 根太 床加工 野地の防腐処理 置き屋根 桁垂木修理 取付 防蟻処理1階の根太 床の取り付け  蔵本体工事終了に伴い屋根波板 足場解体木小屋 2階の床.そのほかの仕上げ処理 ルーフィング敷桟瓦葺 棟瓦積 その後足場解体そのあと 5月に土壁の修理 土間の叩き工事を行う予定今後各所に使用される壁土の練り直し(写真参照)2,木小屋の工事(主に屋根工事)木小屋の建物の工事は土壁の修理と土間の叩きを除いて修理工事終了3,土蔵の工事土蔵の修復工事は置き屋根部分の修復と内部の床 根太の修復があり特に内部の小部屋については破損状況を調査して最終修理方法を決めることになる. 4,壁土の練り直し木小屋 土蔵 漬け物小屋 各所に使用される壁土は養生プールですでに4カ月以上熟成され今月使用前に練り直しを行った。今後の予定5月に文化庁の西山主任調査官の今回の修理事業に係る解体工事及び解体調査終了後の復旧方針現地指導のため当家に来訪されるので今回その前打ち合わせを行った。その中で ① 漬け物小屋の修理について建物の老朽化が著しく *全面改修にする意見と *部分

重文奥家住宅茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事令和7年5月度月報
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重文奥家住宅茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事令和7年5月度月報
1、はじめに今月は文化庁の西山主任調査官による修復工事の指導があるためまずは5月度の工事の進捗状況を報告しそのあと今後の修復工事の指導を受けたことについて述べることとする。2、木小屋の修復工事木小屋の瓦屋根 木造建築部分は4月に完了し足場解体完了した。5月にこの建物の土壁の補修(写真―1,写真ー3)と土壁の新設(土壁の跡はあるが封階部分)の工事を行った。 今後一部の土壁が外側に傾いている部分、床の叩きについては文化庁の指導をもとに工事を進める予定。3,物置、漬物小屋の修復工事これらの小屋は古材を使って建築されているため傷みが激しく修復の方法を決定すること難しく文化庁の指導をもとに方向を決める予定。 4、土蔵の修復工事土蔵の修復工事は1階の敷居補修 根太 床 畳寄せ取付 屋根・壁小舞掻き 屋根石据え付けを行い 現在壁土の乾燥を行っている。そのあとは最終仕上げに入る。 7月には置き屋根のこうじにはいるよていである。 以上が今月の工事状況であるが、次に文化西山技官による朱副工事指導について述べる。 根太;床を支える梁のこと文化庁調査官 奥家住宅修復現地指導について日 時令和7年5月28日(水

重文奥家住宅の茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事 令和7年6月度月報
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重文奥家住宅の茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事 令和7年6月度月報
1. はじめに先月 文化庁の西山調査官の指導で一部検討事項があるが修復工事の懸案事項が決定したことにより今月の工事は木小屋の土壁補修、土蔵の屋根 土壁の修復、母屋の茅屋根の挿し茅工事を進めている。 今後の修復工事で、勝手口門 漬け物小屋の外回りの家屋は古材を使用した建造物で傷みが激しく原則的補強することにより耐久性を得ようとしているが、工事の難航が予測され現在は材料の手配を待ったうえ修復要領を慎重に検討して工事を進めることになる。1. 木小屋の修復工事木小屋の北側の3か所の土壁は壁自体が北側に傾き補修工事での修復はむつかしくコストもかかるため (先月文化庁の指導)土壁をいったん取り除き再生工事を行うこととした。(写真―1)       木小屋の南側の土壁は工事前に壁の痕跡は見られるものの壁自体は消滅していたため今回の修復工事で復元工事を行った。(写真―2)1. 土蔵の修復工事土蔵の内部は床張りをおこなった。(写真―3)土蔵は置き屋根及び壁(壁の中塗り 砂漆喰 漆喰)などの工事を順次進めている。置き屋根を支える石の据え付けも完了した。(写真―4,5)1. 茅屋根の修復工事今回の奧家の茅屋


重文奥家住宅の茅屋根 蔵 外回りの漬物小屋の修復工事 令和7年7月度月報
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重文奥家住宅の茅屋根 蔵 外回りの漬物小屋の修復工事 令和7年7月度月報
1、 はじめに修復工事は先月に引き続き木小屋の土壁の修復 土蔵の左官工事 置き屋根の修理 茅屋根の挿し茅工事の推進 と8月3日に開催する近隣の皆様への見学会の準備をすすめた。2,木小屋の工事木小屋の土壁の再生部分は先月に引き続き乾燥中である。 今月は既成の土壁の補強を行った。3,土蔵の修復工事土蔵はまず壁の中塗りを行った後 砂漆喰 漆喰の壁塗りお行って壁の修復は終わる。この工事は9月の初めまでかかる予定。置き屋根は垂木の取り付け 野地板張り 防蟻処理 ルーフィング 平葺き 桟葺きを行い工事完了となる。そのほか2階は板張り 建具周りの補強をおこなった。4,茅屋根の挿し茅工事茅屋根の挿し茅工事は予定通り進んでおり盆明けには工事完了し足場の解体工事になる。5、見学会の基本設定1 日 時: 8月3日(日)  ①10:00 ②11:00 ③13:00 ④14:002 各回 20名程度   当日参加可  小雨決行3 案内場所 挿し茅の現場案内  木小屋 文化2年(1805年の建築 ほか4 熱中症対策 水分準備 冷房休憩室 5 見学者の傷害保険(熱中症含む)   6 駐車場案内 管理

重文奥家住宅の修復工事途中の見学会の実施
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重文奥家住宅の修復工事途中の見学会の実施
重文奥家住宅の修復工事(茅屋根 木小屋 土蔵 漬け物小屋等外回りの小屋)を開始して約1年を経過した。 木小屋 土蔵 の修理もかなり完成に近づき5月から始めた挿し茅の工事もかなり進んできたので近隣の皆様に見学会を実施することにした。1,見学会の要領◆ 見学会は4組に分けて各人安全のためヘルメットを着用していただいた。◆ 見学時 炎天下で高温のため冷水と避難所を準備しておく   駐車場は準備し案内監理する人を手配しておく   災害保険に入っておく見学会は炎天下にもかかわらず27名の人が参加していただき 挿し茅は足場の代の上から担当者の説明をすぐ近くから観察することでき喜んでいただいた。木小屋の墨書で建設が1805年にもおどろかれた。また見学者の質問からこの小屋は灰小屋ではないかの質問が出て後で調べると形式はまさに灰小屋の形式であったのには驚かされた。灰小屋:: この地方(三次 世羅)に400年前から戦前まで見られた小屋で ‘木ノ葉 小枝’の上に土をかけて蒸し焼きにして肥料として用いていたようだ、― この件については奈良女子大の中村 航氏が多くの論文を残している(文健協 堤氏の調査から)  

重文奥家住宅の茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修理工事 令和7年8月度月報
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重文奥家住宅の茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修理工事 令和7年8月度月報
1.はじめに 茅屋根の挿し茅工事は盆明けには完了し周囲の足場解体・養生撤去をおこなった。 勝手口門 塀は材料手配中である。 木小屋は土壁の新設中である。(乾燥に時間がかかる) 漬物小屋・物置も材料手配中。 土蔵は土蔵の壁 中塗り 砂漆喰 漆喰工事を進めている。2.茅屋根の挿し茅工事茅葺屋根の両妻の開口口をふさいだ。鳥 蝙蝠 昆虫などの侵入防止この近辺をうろついているアライグマの侵入防止この材料は孟宗竹の根でその根を削って屋根の飾りとして使うこの地方独特の様式加工がむつかしく製作に数日かかった左の棟竹加工したものを胸に取り付けたところ今回茅屋根の挿し茅工事を完了したことで ①茅の工事をする人達から施主に対してのアドバイス、留意点など報告予定②この加工を希望する皆様への施主としての留意点について 報告書作成予定3. 工事途上の見学会実施木小屋の建築年代1805年 大工さんの名前喜八施主佐々木(奥)武十郎 の墨書など説明見学者からは小屋の腰壁の状況からこの地方に古くからある ’灰小屋‘ ではないかの質問が出てきた。 調べていただいたところ構造 様式はまさに‘灰小屋’であるがこの小屋で火を使用

重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事 令和7年10月度月報
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重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事 令和7年10月度月報
1, はじめに挿し茅については全国寺社等屋根工事技術保存協会の返事をお待ちしている状況。木小屋は腰壁の修理が完了し(写真―5参照)今後床部分の整地、小屋の外側の竹の根の侵入防止処理を11月に予定している。(竹の根侵入を防止しないと小屋の中にタケノコが生えてくる―写真―12の小屋外側の1mに遮断工事)土蔵は畳敷が終了した。 今後(箪笥 本箱 物居等)を中に入れる予定である。外回りの小屋は先月に引き続き修理進行中である。11月には次世代の人達が当家を訪れ工事の状況 奥家の水回りの状況見学の予定である。今後の維持管理をはじめ修復工事についても前向きに議論したい。2,物置及び漬物小屋の修理工事9月月報でも述べたようにこの小屋は大半の木材は廃材(母屋 蔵などの)が用いられているため、その傷みもひどく修復工事の中でも最も難工事が予測されていた。 当初大正時代の建設かと思われたがもう少し古い明治初期の工事ではないかと思われる。写真―1は柱の弱くなった下の部分を根継加工で補強し、写真―2の軸部加工で建物の安定性が強化された。 さらに写真―2の軸部の強化を図ることで、目的である100年の耐久性が得られた


重文奥家住宅の茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事 令和7年11月度月報
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重文奥家住宅の茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬物小屋の修復工事 令和7年11月度月報
1、 はじめに先月木小屋の工事は終了したと報告いたしましたが、この小屋は当初 ‘灰小屋’ というこの地方独自の肥料製造する小屋として建てられたこと明らかになり小屋の内側の柱の部分が露出していれば肥料作成時に燃えるため今回その柱の部分を土壁で覆う加工を施すことになり追加工事を行うこととなった。工事は12月初めに実施予定である。(小屋の中で木の葉 刈り取った雑草等蒸し焼きにして肥料製造)なお先月報告したように木小屋への竹(孟宗竹)の根の侵入防止のための防根シートを敷きこんだ。(写真―1参照)今回の工事でも一番むつかしいと思われた漬物小屋の補強修復工事も工事関係者の努力で明るい見通しがたった。(写真―4,5参照)その他今月は木小屋 漬物小屋の周りの排水工事を開始したところである。2、 木小屋関連の工事*   写真1,2は防根シートを敷き込み竹の根侵入防止をする。*   写真3は木小屋の内部の敷地写真であるが内側に見える柱は土壁材で塗りこむ予定3、 漬物小屋の修復補強工事*   この小屋は当初大正の初めの建設と思われていたがそれより古い建設ではないかと推定され、また使用されている木材も廃材が多

重文奥家住宅の茅屋根 木小屋 土蔵 外回りの漬け物小屋の修復工事 令和7年12月度月報
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重文奥家住宅の茅屋根 木小屋 土蔵 外回りの漬け物小屋の修復工事 令和7年12月度月報
1、 はじめに先月報告したように木小屋の内部の柱への土壁の塗り込みは完了し現在乾燥中である。U字溝も延長工事が進み、これから勝手口の工事を行うことになっている。所有者としては前回報告した通り工事前に蔵から取り出したものを再納入する計画を立て1月から実施する予定で準備しているところである。2、勝手口の復旧工事建築工事としては終わりに近い勝手口の建設が12月より始まり、写真1の基礎工事である。この勝手口のすぐ横が旧五右衛門風呂のあったところでこの基礎工事を進める中で風呂の焚口にあたる場所では燃え口の痕跡が発見された。(約60年前の燃え跡)また入り口の建物も老朽化で建物の軸部も強化したうえ別の場所で仮設して安定性、強度など確認の上建設に入ることになる。(間もなく)3 今後の進め方先月述べた雨水路の整備工事も写真1の右側を見ていただければ水路が完成していることがわかります。この勝手口の工事が完成すると勝手口に接続する塀の工事に入る予定です。(1月)そのあと勝手口の横にあった風呂の中の部屋の修復などを進めることになっている。これにより建築関係の工事はほぼ終わりとなる。残りの作業の中には母屋の土間


重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬け物小屋の修復工事 令和8年1月度月報
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重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬け物小屋の修復工事 令和8年1月度月報
1,はじめに12月に報告した通り 塀、勝手口門の桟瓦葺き 壁小舞掻き 荒壁塗り モルタル下塗りなど完了し、この建物の麻槍をかこっていた仮設の建物も解体した。この勝手口の横に昔お風呂(五右衛門風呂)があったので内部は昔の風呂腰掛を再現する予定。2,勝手口の修復工事 何回も述べるように今回の修復工事の中でも最もむつかしい工事であった。敷地を囲むように建設された勝手口と漬け物小屋の工事は、ほとんど廃材で建てられた小屋で修復工事する前は建物自体がかたむいた状態で雨漏り、一部には屋根の崩壊も起こって修復工事ができても耐久性に問題が出てくるのではないかと解体の後の外見から心配していましたが、担当者の皆様の創意工夫で修復状況を拝見し100年の建物の耐久性を感じました。その創意工夫の中身は柱の補強(柱の根継ぎ 添え着による補強) 内部の下見板の取り付け 天井部の火打ち施工 壁下地の施工 筋交いによる補強など修復前の状況と比べ大きな進歩が確認できたことは発注者から見ても充分納得できるものでした。3,今後の予定勝手口の内装工事(造作―下見板 腰掛 天井)など行うとともに母屋の土間のたたき 犬走の縁石、土壌


重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬け物小屋の修復工事 令和8年2月度月報
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重文奥家住宅 茅屋根 蔵 木小屋 外回りの漬け物小屋の修復工事 令和8年2月度月報
1,はじめに今回の修復工事で予定をしていたことは部分的には仕上げ工事が残っているもののほぼ基本の部分は終わっています。 今月は先月も述べたように勝手口(通用門)とそれにつながる塀に関連した工事を行っています。そのほか母屋の土間のたたきの修復 木小屋の下見板 板壁など工事も3月完工めざして進めています。2,勝手口 塀勝手口の入り口左側に旧風呂場(今は物入)がありその腰掛 天井 壁の修復を行った。塀の屋根(桟瓦葺き)も完成し外側の壁の工事も進行中である。(3月に砂漆喰 漆喰モルタル仕上げをする)3,土間のたたきの修復土間の修理は不良個所のたたきを行う 個々のたたきは2年以上維持できていたが最近不良個所も目立ち今回修理することとなった。ただ不良部分を取り除いてもたたきで硬くなった土間は厚さ10cm程度あり、まさに土のコンクリートといえるし、200年以上もその役割を果たしていること考えるとセメントで作った床以上の機能と耐久性には驚くばかりである。ただ近年このたたきの耐久性を確保できないとの専門家の意見を聞くとこの家の土間は240年もその形と機能を維持してきたことに感心するばかりである。(表面が


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